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院生の就活にありがちなこと【経験者の観点から解説】

就活生
理系院生だけど、就活はどんな感じなんだろう?
注意点とかあれば知っておきたいな

 

今回はこんな疑問に答えます。

 

院生の就活は学部生とは異なる

理系学生の多くは大学院に進学してから就活を行うことになります。

ただ、学部で就活を行うのと異なる点があるので、あらかじめ注意する必要があります。

院生の就活にありがちなことを知らないまま、
いざ就活に突入して苦しんだという人もかなり知っています。

 

本記事では、院生の就活でありがちなことについて説明するので、
大学院での就活を考えている学生はぜひチェックしておきましょう。

 

院生の就活でありがちなこと

では、院生の就活でありがちなことを紹介します。

院生の就活にありがちなこと

① 研究で忙しい
② 教授が就活に対する理解がない
③ メーカー以外だと先輩が全くいない
④ 面接で自分の研究について詳しく語りする
⑤ ネガティブに博士課程進学を選ぶ

 

上記の5つです。これらを順番に見ていきましょう。

 

① 研究で忙しい

まず第一に研究が忙しいことがあります。

これは学部生との決定的な違いになりますね。

 

個人差はありますが、忙し人だと大学に寝泊りしながら研究を行っていることもあるくらいです。
りんぽく

 

結果、学部生と比べると院生は就活に使うことのできる時間が絶対的に少ないです。

これはどうしても就活では不利になってしまいますね。

選考を受ける際にも予定をうまく組まなければならないですし、余計なことに気を使う必要があるからです。

 

対処法としてはシンプルで、早めに就活を始めることです。

1年前くらいから徐々に動き出していれば、時間の問題はなんとかなります。

 

② 教授が就活に対する理解がない

これも個人差によります。

ただ、全体的に研究室の教授は就活への理解があまりありません

理由は、彼らは就活をしないでアカデミックの道に進んだ人が多いので、
就活についてよくわかってないからです。

 

また、学生には研究室の仕事を進めて欲しいので、就活に多く時間を割くことを良く思いません。

 

僕の周りでもそうでしたが、コアタイムなどで拘束されて面接に行けなかったり、いわゆる”アカハラ”が存在するのも事実です。

僕の教授も、就活で研究室のゼミを休めないかと言ったら、企業に電話するようなクレイジーお爺さんでした…
りんぽく

 

あらかじめ、自分の教授がどのようなタイプなのかを見極めて就活を行う必要があります。

 

③ メーカー以外に就職する学生が少ない

理系院生だと、傾向としてメーカーの研究職などに就職する人が多く、
先輩などもメーカー勤務の割合が高いことになります。

 

この時に問題になってくるのが、
理系院生で商社や広告会社などを目指して文系就職をする人たちです。

 

周りには同じような業界を受けている人は少ないので情報がなかなか入ってきません。

また、先輩にも同じ業界で働く人は少ないので、OB訪問も困難になります。

なかなか同じ業界の知り合いがいないとしんどいです。
りんぽく

 

ただ、今はOB訪問アプリも充実してきているので、行動次第でここはなんとでもなります。

OB訪問については「就活生のためのOB訪問解説【具体的な手順も説明】」で詳しく説明しているので、そちらを参考にしてください。

 

④ 面接で自分の研究について詳しく語りすぎる

これは面接でのやりがちな失敗例なのですが、
自分の研究を詳しく語り過ぎてしまう学生が多いです。

冷静に考えて欲しいのですが、会社はあなたがしている研究の内容には
そこまで興味はないですよね。

 

研究をする過程で培った知識や技術を、どのように業務に活かせるのかというところが重要なわけです。

 

そこを勘違いして、自分の研究について詳しく語っても面接官の評価は高くなりません。

むしろ、それぞれの研究は専門性が高すぎるので、
内容のほとんどが理解されないことが多いです。

 

そうなると、結局この学生は何をアピールしたかったんだとなってしまいます。

理系院生にありがちなミスですが、読者の皆さんは気をつけてください。

 

⑤ ネガティブに博士課程進学を選ぶ

就活がうまくいかない院生の最後の手段になるのが”博士課程進学”です。

就職先が決まらなかったので、しょうがなく博士課程でもう一度就活しようというものです。

ただ、このネガティブな博士課程への進学は絶対に辞めた方が良いです。

これで生きる屍みたいになった先輩を複数名知っています。

博士課程ってぶっちゃけハードモード過ぎるんだよね、、、
りんぽく

 

あなたが思うより博士課程は過酷です。

論文を出す必要もありますし、その分野が好きでないと博士号を取るのは難しいです。

加えて、年齢も高くなるので、メーカーの研究職などに就職先も絞られてしまいます。

 

仕方がなく博士課程へ進学すると地獄を見ることになるので、
研究にそこまで興味がない人は修士の段階で就活は終えましょう。

 

院生の就活にはメリットもある

さて、ここまではどちらかというと院生での就活で不利な面について述べてきました。ただ、当然ですが院生で就活することのメリットもあります。

院生の就活におけるメリット

① 推薦枠を使える
② 教授のコネがある
③ どの業界でも理系需要が高い

 

上記のような感じですね。

それなりの大手企業へ推薦枠があったり、教授のコネで就活できる場合もいまだにありますが、これは院生ならではのメリットです。

また最近の傾向として、どの業界でも理系院生への需要が高まっているので、その面でも恩恵を受けられます。

 

不利な面ばかりではなく有利な面も多いので、ぜひ院生の強みをうまく活かして就活をしましょう。

 

まとめ:院生の就活についてあらかじめ知っておこう

今回は院生の就活にありがちなことについて解説しました。

学部生の就活とは異なる部分があるので、事前にそれらを認識しておくことは重要です。

 

院生の就活にありがちなこと

① 研究で忙しい
② 教授が就活に対する理解がない
③ メーカー以外だと先輩が全くいない
④ 面接で自分の研究について詳しく語りする
⑤ ネガティブに博士課程進学を選ぶ

 

上記の5つがよくあることなので、うまく対処できるようにあらかじめ対策をしましょう。

また、院生の就活にはメリットもあります。

あらかじめ注意点を把握し、メリットを最大限に活用すれば良い結果が待っているので、頑張ってください。

今回はこれで終わりです。

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