
今回は上記の質問にお答えします。
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商社に内定をもらうには資格が必要?
商社の選考って、何となく難易度が高い気がしますよね。
特に有名な総合商社などは何らかの資格を持ってないと内定をもらえないという情報を見たことがある人もいるかもしれません。
結論から言うと、商社の内定をもらうのに資格は必須ではありません。
僕も、とある総合商社に内定を頂きましたが、持っている資格は普通自動車免許だけでした笑。なので、資格がなくても内定はもらえます。
ただ、もちろん持っているほうが有利なのは確実です。ひとつの目に見える指標になりますからね。
ただ、資格といっても何でも良いわけではなく、なるべく商社の仕事に関連性が深い資格を取るようにしましょう。次節で解説していきます。
持っていると商社の就活に有利な資格
それでは、実際に持っていると商社の就活に有利な資格を紹介します。具体的には以下の4つです。
①簿記2級(もしくは3級)
②貿易検定C級
③ビジネス会計検定3級
④ビジネス実務法務検定3級
順番に見ていきましょう。
①簿記
商社の業務は、一般的に下記の2種類があります
・トレード
・事業投資
事業投資をする際に、投資先の企業の決算状況を把握したり業績をチェックすることで投資の可否を判断します。
よって、これらの会計知識が不可欠です。この会計知識を測るための試験として代表的なものが、簿記検定試験です。
試験は2月、6月、11月の年3回開催しており、申し込みはこちらからできます。
2級を取れればベストですが難易度が高いので、まず3級を目指してみてください。
試験対策についてはいろいろなサイトに情報があるので調べてみてください。個人的には下記の参考書をおすすめします。
②貿易検定
商社といえば貿易というイメージもある方も多いでしょう。海外との取引を常に行っているので、貿易の知識は必須です。貿易実務の資格を持っていると試験官も、おっ!と思うはずです。
なお、この試験に関してはC級を持っておけば問題ありません。
試験日程の確認、申し込みはこちらからできます。
テスト対策には公式過去問題集が最適です。加えてテキストをひとつ買って過去問と一緒に勉強すれば問題ないと思います。
③ビジネス会計検定
こちらも会計に関する資格ですが、簿記に比べると優先度は下がります。
簿記が財務諸表(企業の業績を示した書類)を作ることに主眼を置いているのに対し、ビジネス会計は財務諸表からどうやって企業の財政状況を読み取るかという、より実践的な知識を問う試験になります。
基本的には簿記の知識が基礎となるので、簿記を取り終わった後に余裕があれば挑戦するとよいでしょう。ちなみに試験に関しては3級を取っておけば問題ありません。
試験日程の確認、申し込みはこちらからできます。また、試験対策には下記の参考書をおすすめします。
④ビジネス実務法務検定
商社の業務は様々な取引を扱いますので、それに伴う法律の知識も求められます。ビジネス実務法務検定はビジネスパーソンに必要な法律の知識を問う試験です。こちらも3級を取っておけば問題ありません。
試験日程の確認、申し込みはこちらからできます。
おすすめの参考書も紹介しておきますね。
英語について
さて、ここまで読んで「あれ?英語は?」と思った人もいるかもしれません。
英語に関してはあえて今回は紹介しません。もちろんできるに越したことはないですが、商社の選考には英語がペラペラな人がきますので、英語の点数が良くない人が1年間くらいでその人たちと張り合うのはぶっちゃけ無理です。
なので、英語は程々にして他の資格を持っているほうが差別化できると思います。
正直、英語についても必須ではないので安心してください。僕も全く英語は喋れませんし、TOEIC600点くらいでしたけど受かりました。
現在この程度の点数が取れていれば、無理に800点、900点を狙う必要はないです。
ただ、商社を目指していて英会話をしっかり勉強したいという方は、Bizmatesというオンライン英会話がオススメです。値段は高いのですが、商社の研修でも採用されているサービスなので、余裕があれば受けるのもありです。
Bizmatesについては「【オンライン英会話】Bizmates(ビズメイツ)の特徴&無料レッスンの受講方法を解説」に書いてあるので、興味があれば読んでみてください。
資格はひとつの武器として考えよう
さて、ここまで商社の就活に役立つ資格を紹介してきました。
これらの資格を持っていると選考に有利に働くのは間違いありませんが、かといって資格を持っていれば必ず受かるということでもありません。
皆さんの人間性なども含めて判断されますので、英語ができるから、資格を持っているからと言って油断しないで頑張ってください。
今回はこれでおわりです。