今回はこんな悩みに答えます。
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商社の志望動機には落とし穴がある!?
就活生に人気の高い商社業界。毎年多くの学生がエントリーしていて競争は激しいです。
いきなりですが、あなたの志望動機は大丈夫ですか?
もしかしたらNGな志望動機になっているかもしれません。
そもそも、商社の志望動機を作るのは難易度が高いですよね。
というのも、商社の仕事は何をやっているか分かりにくい面があるからです。
なので、ネットで調べるなどして情報を仕入れて作り上げていくことになると思います。
ただ、この過程で現実に合っていない的外れの志望動機になることがよくあります。
今回は代表的なNG志望動機について説明するので、商社志望の学生は
自分の志望動機が大丈夫か確認して見てください。
商社の志望動機のNG例3選
では、商社の志望動機の代表的なNG例を3つ紹介します。
①世界中を飛び回って仕事ができる
②特定の業界がただ好きなだけ
③大きいビジネスがやりたい
順番に見ていきましょう。
①世界中を飛び回って仕事ができる
よく商社を志望する理由に"世界中を飛び回って仕事ができる"というものがありますが、これは半分間違いです。
というのも、基本的には商社マンはそれぞれ特定の商材を取り扱うからです。
つまり、車のタイヤ担当の人は何年も車のタイヤの取引だけに携わるといった具合です。
そして、大概その商材に関わりがある地域は決まっているので、同じ地域に何度も行くことになります。
つまり、今月はアメリカで来月はドイツで、その次はアフリカに行くみたいな働き方はほぼないということです。
ここを勘違いしていると、“世界を飛び回ることができる!“などと、知ってる人からすれば「この学生は仕事内容を理解してないな」と思われてしまう志望理由になってしまいます。
②特定の業界を強く志望している
これもよくあります。
”特定の業界について興味がある”も使いようになっては悪手になります。
「そんなに好きならその業界のメーカーに行けばいいじゃない」と思われてしまうからです。
もちろん一つの業界に興味があるのは良いことですか、それだけでは商社の志望理由には少し足りません。
例えば他の業界とのシナジーを考えたり、商社ならではの仕事がしたいというアピールをする必要があります。
元々の商社の仕事であるトレーディングは情報化社会の発達に伴い価値を落としつつあります。
今は事業投資をして、場合によっては複数の業界を組み合わせたひとつの商流を作り出すのがメインの仕事です。
このことを志望動機に盛り込んでみてください。
③大きいビジネスがやりたい
これも要注意な志望動機です。
大きいビジネスをやりたいと思うことは良いのですが、これを志望動機として用いる以上はしっかりと商社マンの働き方を理解する必要があります。
商社業界、特に大手の総合商社などでは国を巻き込むビッグプロジェクトに携われる機会も多いです。
これは事実です。
ただ、その働き方はとても地味なものが多いです。
ぶっちゃけ商社の役割は企業・商品・サービスを結びつけることなので、大体の場合に板挟みになります。
当然書類作成は多いですし、数字を計算したりと想像より地味な業務が続きます。
結局チーム作業なので一人一人の役割は地味なもので、それが合わさって大きなものになるわけです。
ここを理解していないと、ただ夢見ているだけだなと思われかねません。
志望する学生が多い分、仕事内容をある程度理解していることは求められます。
リアルな商社マンの仕事内容から志望動機が逸れないようにしましょう。
商社ならではの動機を盛り込むことが重要
上記でも述べましたが、商社は一般の人々からすると仕事内容が分かりにくいです。
なので、自分の理解度をアピールする意味でも商社ならではの要素を志望動機に盛り込むことが重要です。
ただ、現実的には就活記事を読んだりしているだけではリアリティのある志望動機を書きづらいのも事実。
そこで、オススメするのはOB訪問です。
実際に商社で働いている社会人の人たちに仕事内容を聞くことによって、リアルに商社で働く姿をイメージできるでしょう。
そうすれば、あとはそれを自分の志望動機に落とし込んでいけば良いのです。
OB訪問の具体的なやり方については「就活生のためのOB訪問解説【具体的な手順も説明】」にまとめてあるので、そちらも参考にしてみてください。
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まとめ:商社の志望動機のN G例3選
いかがだったでしょうか。今回は商社の志望動機のNG例3選について紹介しました。
①世界中を飛び回って仕事ができる
②特定の業界がただ好きなだけ
③大きいビジネスがやりたい
これらの志望動機は、注意しないとすぐに面接官に詰められます。
大事なのはリアルな商社の仕事内容を理解してそれを志望動機に落とし込むことです。
ネットを使うことはもちろんですが、インターンやOB訪問などを駆使して生の情報を集めることを心がけましょう。
そのような行動が、最終的にあなたが商社業界の内定を勝ち取る可能性を高くしてくれます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
今回はこれで終わりです。