今回は上記のような悩みに答えます。
目次
商社に内定をもらう人は全員優秀なのか?
さて、一般的に商社を志望する学生は全員優秀だと思われがちですが、本当にそうなのでしょうか?
結論から言うと、全員飛びぬけて優秀なんてことはないです。
これは大手の総合商社でも同じです。
もちろん一部本当に優秀な学生はいますが、ごくごく普通の学生で内定をもらっている人もいます。
ただ、周りの内定者や先輩社員を見ていて思ったのは、何かしらの特徴を持っているということです。
以下では、商社に内定した学生(or社員)が持っている特徴を紹介するので、商社志望の学生はぜひ参考にしてください。
商社に向いている人の4つの特徴
では、商社に向いている人の特徴について紹介します。
①人と話すのが得意
②忍耐強い
③特定の語学が得意
④ひとつ熱中できるものを持っている
上記の4つになります。
といっても、これら全部に当てはまっていることが必要なわけではありません。
あくまでこの中の1つだけでも持っていれば素質があるよということです。
では順番に見ていきましょう。
①人と話すのが得意
これは王道かもしれません。
商社といえば営業職が主力部隊ですので、人と話すのが得意な人は向いています。
やはり毎年、一定のコミュニケーション能力オバケな学生が内定を勝ち取っています。
とはいえ、内定者の中にもそこまで話すのが得意でない人はいます。かくいう僕もそのひとりでした。
さすがに初対面の人と目が合わせられないというレベルだと厳しいですが、最低限の受け答えができれば、対人能力という観点で落とされることはありません。
②忍耐強い
これもひとつの特徴ですね。完全に持たざる者の武器です。笑
商社の内定者の中には、異常に忍耐強い人がいます。
忍耐強さをうまくアピールできる人はやはり評価が良いですね。
というのも、世間一般と比べると激務になりがちなのでストレス耐性が高い人が求められているからです。
僕は完全にこのタイプに属していたのですが、面接では研究室時代の話をして粘り強さをアピールしていました。
何かを継続して打ち込んだ経験のある人は商社に向いていると思います。
華やかに見えても泥臭い仕事ですし、営業の商談も粘り強さがものをいう世界なので、ぜひトライしてみてください。
③特定の語学が得意
なんだかんだ言っても語学力があるに越したことはないですよね。
特に”英語以外”の言語が喋れる人はめちゃくちゃアドバンテージがあります。
総合商社は世界中でビジネスをしていますので、マイナーな言語を喋れると強いです。
というのも、現地の言葉を話せたほうがコミュニケーションも取りやすいし信用もされやすいからです。
通訳を通すと、どうしてもスムーズにいかないという話を先輩から聞きました。
僕の同期に人と話すのが苦手で明らかに商社ってタイプじゃない女の子がいましたが、アラビア語ができるというオンリーワンな能力を持っていました。
その子は中東の石油事業を行う部署に配属されていたので、やはりマイナーな言語が喋れるのは強いなと思った経験があります。
ちなみに英語は喋れたほうが良いですが、そこまでアドバンテージはないですね。
まあ、商社を受ける学生は英語ができる人が多いですから、そこまで差別化にならないのでしょう。
④ひとつ熱中できるものを持っている
これも受けが良いですね。
スポーツでも何でも良いのですが、何かひとつのことに熱中して打ち込んだ経験がある学生は評価されやすいです。
これは、新卒時に配属された分野でずっと働き続けるという現在の商社の仕組みが関係しています。
よって、良くも悪くも同じ分野で働き続けることになるので、そのひとつに熱中できるかということは重要です。
何かしらに時間をかけて打ち込んだことのある学生はアピールポイントになるので、ぜひ自分のこれまでの人生を振り返ってみてください。
こんな人でも商社に受かる?
さて、これまでは商社に向いている人の特徴を述べました。追加情報として、「これはできなくても商社に内定をもらうのにあまり関係ない」ことについても紹介します。
①英語ができない
②飲み会が苦手
③理系の学生
上記に当てはまっていたとしても、商社の就活には影響はほとんどないです。
順番に見ていきましょう。
①英語ができない
商社マン=英語ができる人というイメージがありますが、ぶっちゃけ必須ではありません。
もちろんできるに越したことはないですが、英語が全然できなくても内定をもらっている学生はいます。
特に商社では内定後に英語の研修をする会社が多いので、就活の段階ではそこまで求められていません。
僕も英語は全く喋れませんし、TOEICはギリギリ600点くらいでした。同期の中には400点台で内定をもらった人もいます。
なので、英語ができないからと言ってあきらめる必要はありません。
あくまで、ひとつの武器くらいの位置づけで考えておきましょう。
②飲み会が苦手
お酒が苦手だから商社に向いてないかもと思う学生もいると思いますが、問題ないです。
もちろん、部署によっては接待で飲み会が多い場合もありますが、無理にお酒を飲ましてくることはほぼありません。
というか完全にコンプライアンス違反になりますからね。笑
接待でもお酒は一切飲まずにソフトドリンクだけで乗り切っている人もいるので、あまり気にしなくてよいです。
③理系の学生
商社って文系の学生が就職する会社だと思って、あきらめている理系の学生はいませんか?
今はむしろ逆で、理系人材が求められている時代になっています。
これは人事の人にも聞いたのですが、意識的に理系人材をとるようにしているとのこと。
理系の人って研究でPDCA繰り返しているし論理的思考力が高いですからね。
とはいえ、エントリー母数がまだまだ少ないのも事実です。
これは理系学生からしたらチャンスですね。ぜひ商社を受けてみてください。
まとめ:最終的には自分の意思次第
いかがだったでしょうか。
今回は、商社に向いている学生の特徴について紹介しました。
とはいえ、「どれもあてはまらないや」という学生もいるかもしれません。
僕が言いたいのは、すべてのことは自分の意思次第ということです。本気で商社に入りたいと思ったら、上記にあてはまるエピソードを無理やりつなげて絞り出せばいいわけです。
そも、商社に内定をもらうのに絶対条件はないので、自分の努力次第で何とかなります。
本記事を参考にしつつも、自分なりに考えて行動を起こすことが重要です。
※ちなみに、商社の内定に役立つ資格について紹介した記事があるので、よければ読んでみてください。
>>【就活生必見】商社の選考に役に立つ資格4選【英語の必要性も解説】
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
今回は、これで終わりです。